顎関節症って自分で治せるの?初期対応とセルフケアについて
こんにちは。
築地駅より徒歩1分の「いちくら歯科医院」です。
口を開ける時にガクッと音がする、顎に痛みを感じるといった症状を伴う、顎関節症(がくかんせつしょう)でお悩みではありませんか?
顎関節症の原因は、ストレスや姿勢の崩れ、歯ぎしり・食いしばり癖などといわれています。
顎関節症は自分の力だけで治せるのでしょうか?
初期対応や日ごろからできるセルフケアについてご紹介します。
顎関節症かな?と思ったらまずは歯科医院を受診
顎関節症は、顎関節周りの筋肉や関節の不調が原因で起こります。
手足が軽くつったときは大抵は自分で解決してまいますよね。
しかし、顎関節症の場合は、関節に異常があることも考えられます。
痛みや違和感がある際に「これくらいなら大丈夫かな」と自己判断し、セルフケアだけで治そうとするのは危険ですので、まずは歯科医院を受診しましょう。
こんな症状がある場合は、お早めにご相談ください。
- 口をあけるときに痛みがある
- 大きく口をあけられない
- 顎を動かすと音がする
顎関節症は、歯科を受診したからといって、その日のうちに治るものではありません。
毎日のセルフケアも行い、徐々に症状を緩和、改善していくというイメージです。
顎関節症のためにできるセルフケア
顎関節症を治すため、症状を改善するためには患者さん自身によるセルフケアも大切です。
痛みが落ち着いているときと、痛みが強い時のケアは異なりますので、状況に応じてケアの内容を変えていきましょう。
痛みが落ち着いている時のセルフケア
- 患部を温める
- マッサージをする
顎関節症の症状を改善するために、1日に20分間ほど蒸しタオルを当てて温めることが効果的です。ただし、痛みが増すようでしたら中止してください。
次に、口を開けた時に痛む場所を、手のひらまたは2~3本そろえた指先で優しく円を描くようにマッサージしてみましょう。
マッサージは、蒸しタオルで温湿布をした後や、入浴後に行うのがおすすめです。ゆっくり優しくほぐすように行います。
顎に負担をかけないよう、力を入れ過ぎないよう気を付けてください。
痛みが強い時のセルフケア
口や顎を動かしていなくても痛みが強い時は、とにかく顎に負担をかけないように心がけてください。
- 食事は、やわらかいものや小さめのものを食べる
- あくびの際に顎に手を添える
- 患部を冷やす
痛みが強い時の食事は、スープやヨーグルト、おかゆなどやわらかい食べ物がおすすめです。果物・野菜などは、食べやすいようになるべく小さく切って調理しましょう。
あくびが出る際には、できれば下顎に手を添えて軽く押さえると、口の開き具合を抑えられるため顎の負担を減らせます。
また、急性の痛みがある時には患部を冷やすことで痛みや腫れの軽減が期待できます。
氷や保冷剤を薄いタオルに包んで、最低10分程冷やしましょう。
日常生活で気をつけるポイント
うつ伏せ寝・猫背・頬杖、食いしばりや歯ぎしりなどのクセは体の左右のバランスが崩れ、噛み合わせの悪さに影響を及ぼしますので、姿勢を保つことがポイントです。
集中するときは意識して口元をリラックスさせて、食いしばりをしないように気をつけましょう。就寝時に歯ぎしりをする傾向がある場合は、歯を守る対策として「ナイトガード」を活用するマウスピース療法もあります。
また、食事の際には、左右の歯でバランスよく噛むように意識し、筋肉への負担を軽減しましょう。
顎関節症でお困りの方はいちくら歯科医院へご相談を
顎関節症を治すためには、セルフケアも大切ですが、歯科医院で正しく症状を知ることが大切です。
セルフケアで症状を和らげる効果には期待ができますが、自己判断は症状を悪化させる恐れがあるため、早めに歯医者へ行きましょう。
当院では、顎関節症の原因を探ることにより治療方法を決定し、治療をはじめます。
顎関節症の疑いがある方は、当院へご相談ください。