あなたは大丈夫? 顎関節症になりやすい人の特徴
こんにちは。
築地駅より徒歩1分の「いちくら歯科医院」です。
今日は、とても身近な病気である顎関節症のお話です。
顎関節症は、顎から「ガクガク」「ポキポキ」といった音が鳴る、顎に痛みを感じる、口が大きく開けられないなどが代表的な症状です。
比較的若い女性に多いですが、幅広い年齢層に見られ、当院にも多くの患者さんが訪れます。
顎関節症と診断される方には、いくつかの特徴がありますのでご紹介します。
かみ合わせが悪い
顎関節症の患者さんの多くが、かみ合わせに問題があります。
かみ合わせが悪いと、噛む度に顎関節や筋肉に大きな負荷がかかるためです。
受け口や過蓋咬合(かがいこうごう)などの不正咬合のほか、後天的な理由でもかみ合わせはずれていきます。
たとえば詰め物や被せ物の高さが合っていなかったり、歯が抜けた隙間を放置したために全体のかみ合わせがずれてしまったり……。中には親知らずがかみ合わせに悪影響を与えているケースもあります。
顎に負荷をかける生活習慣やクセがある
顎関節症の患者さんの中には、次のような生活習慣やクセが見られます。
・片側の歯だけで噛んでいる
・頬杖
・うつ伏せ寝
・パソコンやスマホを長時間同じ姿勢で見ている
・猫背
これらはすべて、歯や顎、骨格、筋肉などに無理な力をかけ続けてしまいます。
それが限界を超えると顎関節症として現れることもあれば、頭痛や肩こりなどの症状に影響している可能性もあります。
歯ぎしり・食いしばりをしている
歯ぎしり・食いしばり(プラキシズム)も顎関節症と深く関わっています。
歯ぎしりや食いしばりで、1本の歯にかかる力はなんと体重の5~10倍! 人によっては1tにもなると言われています。
それだけ巨大な力が加われば、歯は擦り減り歯周組織は傷みます。さらに顎関節や筋肉にも大きなダメージを与えることは容易に想像できますよね。
まとめ
ここまで、顎関節症にかかりやすい方の特徴をご紹介しました。
実際には複数の要因が複雑に絡み合って発症するため、他にも精神的なストレスやケガなどが関係している場合もあります。
大切なのは、顎関節症のリスクファクターをお持ちの方はそれを自覚し、できることから改善していくことです。
定期的に歯をメンテナンスしてかみ合わせを維持すること、悪いクセを意識して直すことでも、顎関節症の発症リスクを軽減できます。
もしも「顎関節症かな?」と思う症状があれば、築地駅から徒歩1分の歯医者「いちくら歯科医院」へお早目にご相談ください。
当院ではマウスピースを使った顎関節症や歯ぎしり・食いしばり治療をご提供しております。